ただ、必ず「もしよかったらこちらに連絡ください」の一言を忘れずに!! 気付かれず連絡先がそのままゴミ箱に…なんてことになったら悲しすぎますからね。
他の乗務員の協力を得る 心理的要因との相乗効果大?
ある日のフライトで他の乗務員から声をかけられました。
「36Gのお客さまが呼んでるよ」
はて、なんだろう? と思いそのお席に行ってみると連絡先を書いた紙を渡されたということがありました。
みなさま、「吊り橋効果」をご存知でしょうか。カナダの心理学者によって実証されたこの理論は、簡単にいうと「人は緊張感のドキドキと恋愛感情のドキドキを勘違いする」というもの。これが特定のお客さまに呼び出されたときの私たち乗務員の心理にも当てはまるかもしれません。
乗務員は呼び出されたとき、接客で何か至らない点があったのだろうか。何か緊急のことでもあったのだろうか…などなど不安がよぎり緊張するものです。そんな「ドキドキ」状態の乗務員にすっと連絡先を手渡せば、吊り橋効果で恋愛感情と“勘違い”して連絡が返ってくる確率が上がるかも!? というわけです。
乗務中は何かと忙しい乗務員。手の空いているタイミングをうまく見計らって声をかけてみてくださいね。
去り際にさりげなく コツをつかんで確実に
こちらも王道パターンですが、降機する際に連絡先を手渡すという方法です。オススメ理由は、なんと言っても手渡した後もお互いが恥ずかしくないというところです。またすぐに姿を消してしまうため、余韻を残すことも可能!(笑) 乗務員としても、無事に着陸し安心しているところなので受け入れやすいかもしれません。
ただ、この方法を試す際には事前にその乗務員のワーキングポジションを把握しておく必要があります。