女子高校生が県内などでキャンプを楽しむ姿を描いた漫画とアニメ「ゆるキャン△」(原作者・あfろ)の人気で、舞台となった山梨県市川三郷町の四尾連湖を訪れるファンが増えている。湖畔にある2つのキャンプ場では、カメラを手に“聖地巡礼”を楽しむ日帰りの男性グループが特に目立つという。(昌林龍一、写真も)
「ゆるキャン△」は平成27年から、芳文社(東京都文京区)の月刊誌「まんがタイムきららフォワード」で連載している。同社によると、女子高生らが県内や静岡、長野県を訪れ、美しいキャンプを楽しむ様子をゆったりと描いたストーリー。実存する風景や施設を詳細に描き、キャンプの仕方も細かく紹介している。
1~3月にアニメがテレビ化。現在は、BS11で再放送されている。
本県は四尾連湖のほか、本栖湖のキャンプ場、身延町内のまんじゅう店などが取り上げられている。
芳文社によると、幅広い世代の支持を得ているが、特に20~30代の男性に人気だという。
アニメの第6、7話に登場する四尾連湖のキャンプ場「水明荘」によると、放送が始まると、昨年まではあまり見かけなかった20~30代男性のグループが、日帰りで多く訪れるようになったという。