アニメ「ゆるキャン△」人気 「聖地巡礼」で四尾連湖に訪問客急増 山梨 (2/2ページ)

「ゆるキャン△」の舞台になった四尾連湖の「水明荘」を訪れ、看板前で自撮りするファン=15日、市川三郷町山保
「ゆるキャン△」の舞台になった四尾連湖の「水明荘」を訪れ、看板前で自撮りするファン=15日、市川三郷町山保【拡大】

  • 主人公が山荘に到着したシーン。ガラスに「水」の文字(c)あfろ・芳文社/野外活動サークル

 水明荘も来客スペースに「ゆるキャン△」の漫画本を置いている。ファンの多くは、施設内でアニメに描かれた場所について「スタッフが説明しなくても、よくご存じです」と話す。

 水明荘を管理する北島慎介さん(41)は、「ファンのほとんどが、漫画で主人公が飲んだ紅茶『チャイ』を注文されるので、わかります」という。

 チャイの注文は、1年前には週末に10杯程度だったが、最近は週末に60杯程度も出るという。飲んでいるのは「30代くらいの男性グループがほとんど」。

 隣接する「龍雲荘」のキャンプ場にも、ファンとみられるカップルが泊まりにくるという。

 友人と3人で訪れたさいたま市の会社員、鷹觜(たかのはし)晃一さん(34)は「大ファンなので聖地に来た。漫画とそっくりな風景で付近の自然も静かで美しい」と話した。