「桜の季節は特におすすめですよ! 満開の綺麗な桜の下を自転車で走る気分は本当に最高です」と村瀬さんが詩人のような目で語ってくれた。
では、通勤に適した自転車の選び方はどうだろうか? 筆者も自転車通勤の経験があるが、5キロ以内はママチャリで十分、20キロを超えるとロードバイクがいいといった自己基準があったが…。
横木さんがにこやかに答えてくれた。「通勤に何を求めるかによって変わってくるんです。スピードなのか、快適さなのか、ファッション性なのか。また凸凹な道が途中にあるのかないのか。求めるものは人それぞれですから」
▽まずは自分の通勤ルートを走ってみよう
ではそんな2人はどんな自転車で通勤されているのだろうか? 2人とも数台自転車を所有しているらしいが、村瀬さんは寄り道のしやすさ、そして備え付けの鍵やスタンドが付いていて「ズボラでいられる」という理由から、10キロほどの道のりをママチャリで通勤することが多いという。逆に自転車通勤にファッション性も求める横木さんは、ママチャリでは通勤しないという。
もし自転車を持っているのなら、一度通勤する時の道を走ってみるといいだろう。持っていなければ、ご家族やご友人から借りてもいい。また、走る予定の道を歩いてみるのもいい。スピードがもっとほしいとか、林道のような道があるとか、いろいろな発見や気づきがあることだろう。
それから通勤用の自転車を決めるのだ。速さがほしいのならロードバイク、未舗装路が多い場合はマウンテンバイクもいいだろう。