満員電車にさよなら! 快適な「自転車通勤」のすすめ レジャー感覚で出社をもっと楽しく (1/4ページ)

 身動きもできない満員の通勤電車。職場に着くまでに疲れ果ててしまいそうだ。痴漢がいたり痴漢に間違われたりもする。また冬場の電車は風邪をうつされるリスクも高い。通勤ってこんなに不快なものなのか? もっと毎日の通勤を快適なものにできないものか?

 ならば、そんな通勤地獄の真っ只中のあなたに言いたい。自転車通勤にしてみてはいかがだろうか。まずは職場の条件を確認してみてほしい。自転車通勤禁止の会社ではないか、会社に自転車を持ち込めそうか、会社の近所に駐輪場はあるか、等々。

 もしあなたの環境に問題がなければ、すぐにでも自転車通勤をおすすめしたい。満員電車に比べるとはるかに快適だ。スポーツの爽快感を通勤で味わえるなんて最高ではないか。そして距離や走り方にもよるがダイエット効果も期待できる。

自転車通勤をする筆者。冬は寒いけれども、空気が澄んでて気持ちいい

自転車通勤をする筆者。冬は寒いけれども、空気が澄んでて気持ちいい

 そこで今回は、自転車通勤を楽しむポイントをまとめてみたい。自転車専門誌「自転車日和」(辰巳出版)の編集長の横木純子さん、カメラマンの村瀬達矢さんにお話を聞いてみた。二人とも自宅から会社まで自転車通勤をしているという。

▽「毎日が小旅行」のようなもの

 自転車通勤の楽しさは、満員電車から解放されることだけではない。「電車通勤では発見できなかった道を発見できる」ということも楽しみ方の一つだ。偶然ふと見つけた、景色が綺麗な道や住宅街を敢えて走ってみたりもできる。真夏の炎天下では日陰の道を見つけることも楽しい。工夫次第では毎日が小旅行気分にもなれるのだ。

まずは自分の通勤ルートを走ってみよう