動脈硬化の原因の1つとされるストレスを抱え込むのはよくないが、適度なストレスがないと脳は老化してしまう。社会人が「働く」行為も、引いた視点で見ればストレスだ。前向きな目標を掲げてストレスと付き合いたい。
「たとえば『子供が高校受験を終えたら、家族で温泉旅行に行こう』とか、『前から欲しかったコートを、冬のセールで買おう』といった手の届きそうな目標がよいでしょう」
キーワードは「楽しい未来」を描くこと。そのための病気リスク対策と心得たい。
菅原道仁(すがわら・みちひと)
菅原脳神経外科クリニック(東京都八王子市)院長。1970年生まれ。杏林大学医学部卒業。国立国際医療研究センター、北原国際病院勤務を経て、2015年から現職。All About「家庭の医学」ガイド。著書に『死ぬまで健康でいられる5つの習慣』など。
(経済ジャーナリスト 高井 尚之 撮影=永井 浩)(PRESIDENT Online)