スタバ「マイボトル」の人、倹約どころか浪費家だった 「滅びの道を歩んでいる」と指摘も (2/5ページ)

割引を得られるマイボトル(タンブラー)はプラスティック製やステンレス製などがあり、デザインも豊富だ(写真はイメージです)
割引を得られるマイボトル(タンブラー)はプラスティック製やステンレス製などがあり、デザインも豊富だ(写真はイメージです)【拡大】

 ▼「マイボトルバカ」と命名させていただきました

 しかし、この割引は、客の「節約」に本当に貢献できているか考えていくと、ちょっと首をかしげたくなる事実が浮かび上がってきます。

 仮に320円する一杯のコーヒーが、30円引かれるということは、およそ10%の割引に相当します。毎日一杯はカフェに寄って飲むという人なら、毎月2~3杯分(約900円)の節約にもなることになります。年間にすれば、割引額の累計は1万円以上になりますからインパクトは小さいとは言えません。

 ただし、マイボトルを持ち歩くタイプの人は、どこか「お金の生存戦略」的に誤っていると思われる行動をしばしばしています。実は、節約するどころか、単なるムダづかいになってしまっている人が少なくないのです。そこで今回、私はそうした人々を下記の理由により、失礼ながら「マイボトルバカ」と命名させていただきます。

 タイガーや象印なら1500円なのにスタバは3000円台

 ■マイボトルバカの浪費1:高いマイボトルを店頭で買う

 「マイボトルバカ」に関してもっとも残念に思うのは、マイボトルの買い方です。多くの人はレジ脇などに陳列されたマイボトルを手に取り、「マイファーストマイボトル」の購入に至ります。さきほど言ったように、マイボトルの持ち歩きは“善行”です。しかし、店頭のボトルはほとんどの場合、洗練されたデザインはいいのですが、「超割高で低機能」なのです。ここが残念なポイントなのです。

 マイボトルは「容量」「断熱性能(素材)」「漏れにくさ」「重さ・大きさ」および「値段」で選ぶべきですが、カフェの店頭にある商品はそもそもの割高設定になっています。1000円台のものもありますが、3000円以上するものがゴロゴロしています。家電量販店にいけば同等以上の機能のマイボトルが半値で手に入ります(ちなみに安値のものは、横に倒すと漏れる程度の密閉性なので、職場の机上でしか使えません。またプラスチック製のものは長持ちしません)。

コンビニの2~3倍も高いコーヒーを平気で残す神経

注目ビズ!

PRESIDENT OnlinePRESIDENT Online
「昭和には根拠のない希望があった」居酒屋店主が見てきた新橋サラリーマンの“ある変化”とは
イノベーションが切り拓く日本の未来イノベーションが切り拓く日本の未来
IT見本市シーテック開幕 脱炭素やデジタル技術披露

一覧

連載・コラム

ビジネストラブル撃退道ビジネストラブル撃退道
【ビジネストラブル撃退道】発表前の新車をTwitterで公開…広告代理店・若手社員の“大失態”に…
鉄道業界インサイド鉄道業界インサイド
【鉄道業界インサイド】コロナ禍で相次ぐ鉄道運賃改定…値上げか値下げか 私鉄各社のしたたかな戦略【…

一覧

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。