▼「子育てバイト」する夫はいらない。「正社員」の夫が欲しい
5項目すべてが○だとしても、諦めてはいけない。わが子の世話は「待ったなし」であることがほとんどなので、どうしても夫の協力は不可欠だ。家族全員の幸せのためにも、夫を「育児を手伝う人」から「育児を担う人」に変えなければならない。
男性は論理的な人が多く、問題があると「解決したい」という欲求を持つ傾向があるのでその習性を利用しよう。そのためには「育児、家事、仕事」をできるだけ具体的に「見える化」することだ。そのうえで、諦めずに夫との話し合いの場を設けよう。
「頑張っているのは知っているよ。本当に偉いね。ありがとう」
たとえば、こう夫に相談して、話し合いのテーブルにつかせるのだ。
「お互いが帰宅してから寝るまでの家事は◯◯、育児関係の仕事には△△がある。子どもを眠らせるのが21時ならば、逆算して20時半にはお風呂に入らせたい、それならばこの時間に食べさせたいので、食事作りはこの時刻からやりたい。付随する業務として寝かしつけのための絵本読み、子どもをパジャマに着替えさせ、歯磨きをさせる、洗濯機を回す、食器を洗う、翌朝のゴミ回収の準備が考えられる。このオペレーションを効率的にやるための分業プランは何だろう?」
もちろん育児ほど計画的にいかないものはないので、理想と現実には大きなギャップが
出るだろう。それでも夫の意識改革の第一歩に着手しなければ、いつまでたってもゼロ地点から前には進めない。