“大人の社交場”バブル時代の遊びを今一度 ホテルのディスコイベントが話題 (2/3ページ)


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 ホテルでのディスコ開催は首都圏から火が付いた。グランドハイアット東京(東京都港区)は平成17年から年2回ほど実施し、「今年4月には約千人が集まった」(広報)。横浜市や福岡市でも今月開かれるなど全国に波及した。

 ターゲット層は40~60代のバブル世代。子育てが一段落し、お金と時間に余裕がある。

 おしゃれや遊びも経験豊富で、消費意欲は旺盛だ。現在の「クラブ」は若者が中心で、音楽にも世代間ギャップを感じてしまう。「安心して楽しめるホテルの利点も受け入れられた」と帝国ホテル大阪の担当者は説明する。

 同様にバブル期に人気だった高級飲食店も関西のホテルで脚光を浴び始めた。

 ANAクラウンプラザホテル大阪(同市北区)は9月16日、約10年ぶりにフランス料理店を復活させる。「バブル時代と同じ存在感の王道フレンチを提供する」(広報)と意気込む。

「バブル時代のように大人の社交場にしたい」