“国産ゴジラ”12年ぶり盛り上がる 新作映画が好評、フィギュアやグルメに波及 (1/3ページ)

2016.8.11 07:00

99万3600円の「シン・ゴジラ」雛形レプリカ
99万3600円の「シン・ゴジラ」雛形レプリカ【拡大】

  • 海洋堂ブースに展示されていた「シン・ゴジラ」雛形
  • 東京おもちゃショー2016のバンダイブースにならんだゴジラのフィギュア
  • サンシャインシティに登場した巨大なゴジラの足

 12年ぶりとなる“国産ゴジラ”として、7月29日に映画「シン・ゴジラ」が公開され、期待を裏切らない面白さで評判となっている。ガレージキットなど造形物の祭典「ワンダーフェスティバル2016[夏]」でも、ゴジラ人気は盛り上がりを見せていて、さまざまなフィギュアが並んでファンの目を引いていた。池袋でもゴジライベントが開催中で、サンシャインシティに巨大なゴジラの足がお目見えして、訪れる人を驚かせている。

 毎年、夏と冬に幕張メッセで開かれるワンダーフェスティバル(ワンフェス)では、その時々で人気のキャラクターがフィギュアとなって登場し、何がトレンドなのかを教えてくれる。7月24日に開かれた今夏のワンフェスでは、「シン・ゴジラ」公開を目前にして、ゴジラや特撮関連のフィギュアが目立った。

 世界的に知られる造形メーカー、海洋堂(大阪府門真市)のブースには、「シン・ゴジラ」に登場したゴジラの雛形が、2種類並べて展示されていて、でこぼことした表皮など、手の込んだ造形ぶりを感じさせていた。すぐ隣には、人の背丈ほどもあるゴジラが立って、周囲ににらみをきかせていた。

 海外でも評価を受けている造形作家の竹谷隆之氏が手がけた「シン・ゴジラ雛形レプリカ特別版(1号雛形仕様)」も展示され、海洋堂ブースで予約の受付が行われていた。99万3600円と高額だが、映画が公開され、東京を蹂躙するゴジラの迫力を目の当たりにしたファンが、手元において少しでも迫力を感じたいと思っても不思議はないくらい、迫真の造形が施されていた。

こちらも高い造形力でゴジラファンの獲得意欲を誘っていた

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