【著者は語る】野球評論家・広岡達朗氏『巨人への遺言』 (2/2ページ)

2016.3.26 05:00

 そして不祥事の処理以外にも、コミッショナーがやらなければならないことは山ほどある。しかし、コミッショナーに球界の利益を追求するための強い権限を与えていないのはオーナー会議だ。オーナーたちはいまこそ私利私欲を捨て、球界全体の利益と共存共栄のため、コミッショナーに必要十分な権限を与えるべきだ。

 プロ野球改革のために一番必要なのは、コミッショナーとオーナー会議の意識革命である。(1080円 幻冬舎)

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【プロフィル】広岡達朗

 ひろおか・たつろう 1932年、広島県呉市生まれ。早稲田大学教育学部卒。54年巨人に入団、1年目から正遊撃手を務め、打率・314で新人王とベストナインに輝いた。引退後は広島とヤクルトでコーチ。監督としてはヤクルトと西武で日本シリーズに優勝し、セ・パ両リーグで日本一を達成した。92年に野球殿堂入り。

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