既にご覧になった方も多いと思います。1993年公開の「ジュラシック・パーク」のシリーズ4作目「ジュラシック・ワールド」(コリン・トレボロー監督、8月5日公開)とともに、今夏最大の注目を浴びる米ハリウッドの娯楽大作(4年ぶりのシリーズ5作目)「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」(クリストファー・マッカリー監督)です。
欧米各国では7月31日、日本では8月7日に封切られましたが、いずれも大ヒットを記録しています。記者も早速観ましたが、期待に違わぬ素晴らしい内容で、見応えがあったのはもちろん、予想だにしなかった驚きもありました。というわけで、今週の本コラムではこの作品についてご紹介いたします。
もともとこのシリーズは、米3大ネットワークのひとつ、CBSが1966年から73年まで放映したテレビドラマで、日本でも人気を呼んだ「スパイ大作戦」の映画版「ミッション:インポッシブル」(96年、ブライアン・デ・パルマ監督)が始まりで、米中央情報局(CIA)の特殊作戦部隊IMFの活躍を描きますが、最新作(ローグ・ネイション)を除くシリーズ4作が全世界で累計20億9600万ドル(約2596億5200万円、米映画興収集計サイト、ボックスオフィスモジョ調べ)を稼ぐという大成功を収めています。