■公私、中間用で使い分け
「写真入りが一律に悪いわけではない。自分のことばかり伝えても、本来の年賀状の趣旨から外れるので気を付けて」
生活総合情報サイト、オールアバウトの「暮らしの歳時記」ガイドの三浦康子さんは、こう指摘する。年賀状の習慣は無事に年を越し、新年を迎えた喜びを分かち合う年始のあいさつが起源。新年を祝う言葉や旧年中の感謝の言葉、相手の幸せを願う言葉を書く。
ただ、年賀状は今では絆を確認し、親交を深めるツールとなった。大切なのは思いやり。そこで勧めるのは手書きで一言添えたり、相手によって賀詞を変えたりする方法だ。「私用と公用、その中間の年賀状も用意しておくと便利」と助言する。