■来月サポート終了 ウイルス…危険性増加
米マイクロソフトのパソコン用基本ソフト(OS)「ウィンドウズXP」のサポートが、4月9日に終了する。同社はウイルス感染などの危険性が高まるとして最新の「ウィンドウズ8・1」などへの移行を勧めているが、そもそもXPのサポートはなぜ終わり、利用者にどんな影響を与えるのか。“いまさら聞けない”基本をおさらいする。(三品貴志)
≪そもそもXPって何?≫
平成13年に、米マイクロソフトから発売されたパソコン用OS。XPの名は、経験、体験を意味する「Experience」に由来している。
≪なぜサポート終了が話題になっているの?≫
XPがブロードバンド時代の到来とともに爆発的に普及したOSで、現在も多く使われているから。発売から3年で2億本以上が世界中で出荷され、IT調査会社の調査では、昨年末時点で国内のパソコン約7500万台(推定)のうち約1300万台で使われているとみられている。