性暴力の内容(複数回答)は、痴漢▽無理やり体を触られた▽性行為をされた▽性的な画像や動画を撮られた-など。加害者(同)は「知らない人」に加え、男の友人・知人や恋人、父親、先生といった面識のある相手が多かった。
画像撮影について、BONDの橘ジュン代表は「インターネット上で起きるので、嫌なら切ればいいと思われがちだが、仲の良いふりをして学校や住所を聞き出され、『殺される』とおびえる女の子もいた」と説明した。
アンケートから分かったのは、性暴力のダメージが自殺を考えるほど強いことだ。性暴力を受けた女性の半数近い117人が「死にたい」「消えたい」と感じていた。しかし、このうち誰かに相談した女性は62人にとどまり、相談しなかった理由は「信用できない」が最も多かった。
風俗の勤務中に
性風俗で働いた経験も尋ねた。BONDへの相談で、「当初聞いていなかった人数の男性がいて暴行を受けた」など、性風俗勤務中に性暴力を受けた事例が多いためだ。