藤井四段フィーバー、フリマにも 無料の新聞号外が300~500円 公式の扇子は最高10倍超

 
YAMADA杯3局目で宮本広志五段と対戦し、デビュー23連勝した藤井聡太四段。対局後、本日発売した揮毫入り扇子を持っての撮影に応じた=7日午後、大阪市福島区の関西将棋会館(鈴木健児撮影)

 前人未到の公式戦29連勝を果たした史上最年少プロ棋士、藤井聡太四段(14)。人気の高まりを受け、フリマアプリ「メルカリ」などでも藤井四段関連グッズの出品が相次ぎ、藤井四段が揮毫(きごう)し、オンラインショップでわずか数秒で売り切れた“幻の一品”の扇子のほか、勝利を伝える号外や新聞切り抜きまで登場している。

 メルカリでは「藤井聡太」関連で28日午後3時現在、505件が出品されている。藤井四段の勝利を伝える街頭で配布される新聞の号外や通常の新聞が300~500円で出品された。

 完売してしまった日本将棋連盟の公式グッズも多い。税込み324円で販売されたクリアファイルは1枚千円前後で出品されており、なかには5枚1組で売り買いする人も。

 税込み2268円の扇子は1万~2万5千円で出品され、すでに売り切れているものも多かった。

 このほか、藤井四段が幼少期に遊んだ知育玩具「キュボロ」やその類似商品も多く出品されている。

 オークションサイト「ヤフオク!」でも同様に、新聞号外や扇子、クリアファイルなどが多数出品されていた。

 いずれも正規ルートでは入手困難なだけあって、元値より高額での出品も相次いでおり、さながらお祭り状態。なかには「(買いに行ったのに)転売目的の方が多かったのか売り切れていた…なので」と値段交渉する購入希望者も見られた。

 (産経新聞WEB編集チーム)