テニス元女王のアナ・イバノビッチが引退　まだ２９歳も故障で

　女子テニスの元世界ランキング１位、アナ・イバノビッチ（セルビア）が２８日、自身のフェイスブックで現役引退を表明した。２９歳で一線を退く理由を「ずっとけがに苦しんできた。もう自分の求める高い水準でプレーできない」と説明した。

　ツアー通算１５勝。２００８年の全仏オープンで四大大会初優勝を果たし、世界ランク１位となった。近年は手首や爪先などの故障に悩まされ、最新の世界ランクは６３位だった。

　サッカーのドイツ代表で活躍したシュバインシュタイガーと今夏に結婚。今後は０７年に親善大使となった国連児童基金（ユニセフ）の活動に携わっていくという。（共同）