「バスタ新宿」の高速バスが違法駐車 国交省が調査に乗り出す 産経記者も路駐確認 (2/2ページ)

国内最大規級の高速バスターミナル「バスタ新宿」。左奥は新宿駅南口=4月4日、東京都渋谷区(宮崎瑞穂撮影)
国内最大規級の高速バスターミナル「バスタ新宿」。左奥は新宿駅南口=4月4日、東京都渋谷区(宮崎瑞穂撮影)【拡大】

  • 自動車が列なる「バスタ新宿」前の国道20号=3日、東京都新宿区
  • 高速バスが行列する「バスタ新宿」前の国道20号=東京都新宿区

 一方、バスタ新宿周辺の国道20号をめぐっては、平日で渋滞が悪化した調査結果が出ていたが、国交省は「より詳細な調査が必要」としてビッグデータによる解析を行っている。

 全国の高速道路などに設置された道路側アンテナで、自動車の走行データを最大80キロ分集められるETC2・0を活用。バスタ新宿周辺を通った自動車の走行経路や速度変化などのデータを分析し、渋滞の実態を把握した上で原因解明を進めている。

 ■用語解説

 ETC2・0

 自動車の走行情報や道路情報を双方向で高速通信できる次世代交通システム。高速道路など全国約1600カ所に設置された無線アンテナを通じ、データを送受信する。自動車側は自動料金支払いだけでなく、渋滞回避や安全運転支援などの情報サービスを受けることができる。今年9月末時点で約96万5千台が対応端末を装備している。