ポケモンGOに夢中、無免許ばれ逮捕も 交通違反摘発727件

ポケモンGOを楽しむ人たちで深夜までにぎわう扇町公園。小学生くらいの子供の姿も見られた=7月28日午後11時半ごろ、大阪市北区(井上浩平撮影)
ポケモンGOを楽しむ人たちで深夜までにぎわう扇町公園。小学生くらいの子供の姿も見られた=7月28日午後11時半ごろ、大阪市北区(井上浩平撮影)【拡大】

 警察庁は3日、車を運転しながらスマートフォン向け人気ゲーム「ポケモンGO(ゴー)」に夢中になり、交通違反をしたなどとして摘発した件数が、国内配信がスタートした7月22日から今月2日までの12日間で727件に上ったと発表した。

 警察庁によると、このうち大半は、スマホの画面に気を取られて脇見運転をしていたとして、交通反則切符(青切符)を交付されたケース。中には、警察官に運転中のゲームを注意されたことで無免許が発覚し、現行犯逮捕された例も1件あったという。

 都道府県別の摘発件数は、東京が58件で最も多かった。次いで埼玉と愛知が49件、神奈川が48件。最も少ないのは鳥取県の1件だった。

 摘発とは別に、人身事故も15件発生した。いずれも軽傷で、このうち自転車側がゲームをしていたことで起きた事故が4件あった。物損事故は44件で、自転車側がゲーム中だったのは半数の22件だった。