北海道産の日本酒やパウンドケーキでゆったり北海道へ-。3月26日開業の北海道新幹線のグランクラス(新幹線のファーストクラス)のサービスが27日、函館市のホテルで初お披露目された。
1両あたり18席。椅子は革張り、電動リクライニングで車両には専任アテンダントがつく。上りで提供される軽食は和食と洋食の選択制で、和食は北海道産のこんぶ焼き塩を使った鶏肉の塩焼きや道産じゃがいもの春あんかけ、岩手県の三陸産わかめ煮などが入った弁当、洋食は道産のジャガイモ、コーン、タマネギ、ニンジンを使ったポテトサラダなどが入ったサンドイッチが提供される。下りの和食は、東京・築地の卵焼きなど入った関東仕様となる。約3カ月ごとに内容は変わる。
日本酒は金滴酒造(北海道・新十津川町)の純米吟醸酒、スイーツは道産小麦きたほなみ、イチゴを使用したパウンドケーキ、スナックは道産豆を使用したおかきを食べることができる。
JR北海道の萩原国彦営業部長は「悲願である北海道新幹線開業まで60日を切りました。非常にゆったりした空間で北海道、東北の各地域をイメージした季節感あふれる演出を楽しんでほしい」と語っていた。