弁理士の日　１１５年の歴史を数える弁理士制度、社会的貢献さらに大きく (2/5ページ)

　特別表彰は宍戸嘉一氏、永年表彰は押本泰彦氏、感謝は幸田全弘氏がそれぞれ代表して登壇し、古谷会長から表彰状を受け取った。受賞者を代表しての挨拶は、特別表彰の宍戸氏が務め、「私が弁理士の資格を取得して５０数年の間に、弁理士もグローバル対応が求められるなど環境が大きく変わった。社会的責任が増す中で、さらに業務に精進していく」と述べた。

　次に祝賀会に移り、冒頭で古谷会長が登壇、「弁理士法の一部改正で、ついに弁理士の使命条項が明記されたことは感慨深い。我々は知的財産に関する専門家として、より一層の研鑽を重ね、日本の成長を知的財産の力で支える」と誓った。

　続いて、出席した来賓から乾杯前に祝辞があった。

　茂木敏充経済産業大臣、「知的財産の保護・利用はまさに国家戦略。わが国の産業の発展のため、その存在感はますます大きくなっている」。

　自由民主党弁理士制度推進議員連盟会長の二階俊博衆議院議員、「私たち国会議員も、弁理士の果たす役割をしっかりと踏まえ、それを生かす活動が求められる」。

　知的財産高等裁判所・設樂隆一所長、「弁理士法の一部改正で弁理士の進む方向性が明確になる中、我々も適正かつ迅速な裁判に努める」。

　内閣官房知的財産戦略推進事務局・内山俊一局長、「中小企業やベンチャー企業が知財を守り、グローバルな活用を推進することで、世界でのさらなる活躍が期待される」。