秋篠宮ご夫妻の長女、眞子さまは26日、国際基督教大(東京都三鷹市)の卒業式に出席された。宮内庁によると進学や就職の予定はなく、今後は9~10月に岐阜県で開かれる「国際陶磁器フェスティバル美濃」の名誉総裁に就任するなど、女性皇族として本格的に公務に取り組まれるという。
眞子さまは式のリハーサルのため午前7時半ごろ、キャンパスに入られた。同大伝統の黒い帽子とガウン姿で、報道陣に「楽しい学生生活を送ることができ、感謝しています」と話された。礼拝堂での式には約500人の他の卒業生らとともにご出席。卒業証書・学位記を受け取られた。
同大には平成22年、皇室で初めてご入学。宮内庁によると3年生から美術・文化財研究を専攻された。英語で執筆した卒業論文の邦題は「明治時代における神話画の誕生、発展、そして葛藤」で、日本神話を題材とした絵が主に明治時代に描かれた理由などを考察されたという。
24年9月から25年5月に英国エディンバラ大へ短期留学して学生寮で生活し、美術史などを学ばれた。サークルではスキーに取り組まれた。学芸員資格と運転免許も取得された。