平成9年の秋田新幹線開業以来「こまち」の愛称で親しまれてきたE3系車両が14日で姿を消すことになり、JR秋田駅でラストランセレモニーが行われた。
地元の保育園児たちが歌を披露した後、午前8時56分、E3系上り最終列車のこまち28号が東京に向けて走り出すと、大勢の鉄道ファンらが一斉にカメラを向けた。
15日からは「スーパーこまち」として走ってきた赤を基調とした新型車両のE6系に全て入れ替わり、E6系がこまちの名称に統一される。盛岡以南で日本最速の最高時速320キロ運転を開始。秋田-東京間は最速で今より8分短縮され、3時間37分で結ばれる。
引退したE3系車両は東北新幹線の「やまびこ」などに使われるほか、一部は外装を一新し、山形新幹線に転用される。