【冷凍食品に農薬】工場従業員49歳男「覚えていない」と否認

2014.1.25 19:13

大泉警察署前に集まった報道陣=25日午後、群馬県大泉町(三尾郁恵撮影)

大泉警察署前に集まった報道陣=25日午後、群馬県大泉町(三尾郁恵撮影)【拡大】

  • 大泉警察署前に集まった報道陣=25日午後、群馬県大泉町(三尾郁恵撮影)
  • 群馬県大泉町のアクリフーズ前には報道陣が集まっていた=25日午後、群馬県大泉町(三尾郁恵撮影)
  • 群馬県大泉町のアクリフーズ=25日午後、群馬県大泉町(三尾郁恵撮影)
  • アクリフーズの自主回収のお知らせが掲示された冷凍食品売り場=8日、松江市のスーパー(坂田弘幸撮影)

 マルハニチロホールディングスの子会社アクリフーズの群馬工場(群馬県大泉町)で製造した冷凍食品から農薬「マラチオン」が検出された事件で、群馬県警捜査1課は25日、工場従業員の40代の男が関与したとして、偽計業務妨害の疑いで逮捕した。

 逮捕されたのは、群馬県大泉町古氷、契約社員、阿部利樹容疑者(49)で、「覚えていない」と容疑を否認しているという。

 捜査関係者によると、埼玉県警が24日に同県幸手市内で阿部容疑者を発見。群馬県警が25日午前中から取り調べを進めていた。

 逮捕容疑は、平成25年10月3日ごろから7日ごろまでの間、前後4回にわたってアクリ社の工場内で冷凍食品にマラチオンを混入し、工場の業務を妨害したとされる。

 アクリ社は今月10日、「食品への農薬混入によって業務を妨害された」として、大泉署に被害届を提出。同社によると、マラチオンが検出されたのは昨年10~11月に製造された7商品9個。工場内の別々の製造ラインを経て、同じ部屋で包装後に出荷された。

 捜査1課は工場関係者約300人の事情聴取や鑑識作業、食品の分析を進め、従業員の勤務状況も確認。マラチオンは工場内で使われておらず、原材料に残留した可能性も低いことから、何者かが製造から包装までの段階で意図的に混入したとみて捜査していた。

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