映画市場にも中国リスク 香港マフィアに迷惑料要求された超大物映画監督 (1/7ページ)

2013.11.17 07:00

中国の国営自動車メーカー、広州汽車(GAC)のハイブリッド車(HV)「Trumpchi_E-jet」=9月13日、中国・広東省広州市(ロイター)

中国の国営自動車メーカー、広州汽車(GAC)のハイブリッド車(HV)「Trumpchi_E-jet」=9月13日、中国・広東省広州市(ロイター)【拡大】

  • 香港で「トランスフォーマー4」の撮影準備中、撮影に絡む“迷惑料”を巡り対立していた香港マフィア「トライアド」の構成員に襲われたマイケル・ベイ監督。幸い、軽傷で済んだが、「トライアド」は香港映画界を牛耳る存在だという…
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  • 中国人の人気女優リー・ビンビン。中国での興収アップを狙う映画「トランスフォーマー4」でも起用された(ロイター)

 本コラムではこれまでから、中国での映画市場の爆発的な広がりを受け、今春封切られた米ハリウッド映画「アイアンマン3」でハリウッド史上初の中国版が登場するなど、中国市場に大きく軸足を移しつつあるハリウッドの現状をご紹介してきましたが、いやはや、こんな事件が起こるとは想像もしていませんでした。

 どんな事件かといいますと、とあるハリウッドの超大物映画監督兼プロデューサーが、香港で新作映画の撮影中、香港マフィアの連中に「お前らの撮影でみんな困っとんねん。迷惑料、もっとようけ払わんかい!」と因縁を付けられ、襲われたというのです。まさに「仁義なき闘い ハリウッドVS香港ヤクザ」といったタイトルで映画化したらどないですか~と突っ込んでしまいそうになりました。というわけで今回の本コラムは、この前代未聞の事件についてご紹介いたします。

 香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)や米CNNテレビ(いずれも電子版)など、世界の多くのメディアが10月17日に伝えていますが、被害に合ったのは「アルマゲドン」(1998年)や「パール・ハーバー」(2001年)などでメガホンを取ったマイケル・ベイ監督(48)です。

「トランスフォーマー4」の撮影を香港で行ったのです

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