「01年に僕がアメリカに来てから今は19年。全く違う野球になりました。頭を使わなくてもできてしまうような、本来野球は頭を使わないとできない競技なんです。でもそうじゃなくなってきているのが、どうも気持ち悪くて。日本の野球がアメリカの野球に追随する必要は全くない。日本の野球は頭を使う面白い野球であってほしい」
彼の言葉は、日本の野球が国内、アジアで発展していくためのポイントを指摘してくれたのではないだろうか。
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【プロフィル】宮田正樹
みやた・まさき 阪大法卒。1971年伊藤忠商事入社。2000年日本製鋼所。法務専門部長を経て、12年から現職。二松学舎大学大学院(企業法務)と帝京大学(スポーツ法)で非常勤講師を務めた。