ドコモ、マツキヨと提携 買い物でどちらもポイント 楽天と競争展開へ (2/2ページ)

新しいポイントサービスをPRするNTTドコモの吉沢和弘社長(左)とマツモトキヨシホールディングスの松本清雄社長(右)=18日、東京都港区
新しいポイントサービスをPRするNTTドコモの吉沢和弘社長(左)とマツモトキヨシホールディングスの松本清雄社長(右)=18日、東京都港区【拡大】

 楽天参入に対抗

 ドコモがdポイント会員獲得に力を入れるのは、来年10月の楽天の携帯電話市場参入で競争活性化が見込まれる中、ドコモの携帯電話契約者数が頭打ちになる可能性が高いからだ。ただ、ポイントでは先行する楽天は利用会員9500万人を抱え、利用可能店舗も昨年9月時点で70万店に達するなど、ドコモとの差は大きい。

 ドコモは、楽天に格安スマホサービスのための回線などのインフラを貸し出すなど良好な関係を築いてきた。しかし、楽天が携帯電話事業参入を表明すると、ドコモの親会社、NTTの鵜浦博夫社長がグループとして楽天との協業関係を解消する可能性に言及した。今後はポイントサービスについて、楽天とドコモは激しい競争を展開することになりそうだ。