QR決済は、QRコードの読み取りをスマホやタブレット端末で行うため、「おサイフケータイ」など読み取り機が必要な決済サービスに比べれば導入コストが格段に安く、店舗側の負担が少ない。利用者もスマホの機種に関係なく、専用アプリを入れるだけで利用できる。
QR決済は中国で普及が進んでおり、訪日客の利便性向上などを目的として、中国で普及が進む「支付宝(アリペイ)」や「微信支付(ウィーチャットペイ)」を導入する国内企業も増えている。
政府も成長戦略で掲げる非現金(キャッシュレス)決済の“起爆剤”としてQR決済に期待を込めているが、国内ではアプリの起動なしで支払いができるおサイフケータイの普及が進んでいるため、QR決済は利便性のアピールが急務といえそうだ。
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■主なQRコード決済サービス(サービス名(運営会社)/開始時期/提携店舗など/特徴)
d払い(NTTドコモ)/2018年4月/ローソンやマツモトキヨシなど約1万9000店/携帯電話料金と合算支払い
LINEペイ(LINEペイ)/14年12月/ローソン、和民、ツルハドラッグなど約2万店/LINEアプリと連携
楽天ペイ(楽天)/16年10月/ローソンやAOKI、美容室など(提携店舗数は非公表)/楽天会員なら初期設定が簡便
Origami Pay(Origami)/16年5月/ケンタッキーフライドチキン、ロフト、日本交通など約2万店/中国の決済サービスアリペイと提携