【ケータイWatch】au初、ファーウェイのスマホ採用 SIMフリーで首位 3万円前後の中級機種 (1/3ページ)

auの2018年春モデルのスマートフォン
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 ■18年春モデル 価格3万円前後の中級機種

 KDDI(au)は、スマートフォンの2018年春モデルを発表した。高級機種を数多く用意した秋冬モデルに続く今回は、子供向けの機種やシニアを意識した機種などがラインアップされている。さらに、auオリジナルブランド「Quaシリーズ」でスマホとタブレット、auとして初めて中国の華為技術(ファーウェイ)製のスマホを採用した。

 SIMフリーで首位

 ファーウェイは、格安スマホとも呼ばれるSIMロックフリーのスマホの機種を14年ごろから拡充し、16年ごろからはSIMロックフリースマホの国内市場でトップとの調査結果も発表されるまでに至った。世界市場でのメーカー別シェアも米アップルや韓国サムスンに次ぐ地位を獲得している。

 ただ、日本の大手携帯通信会社の間でファーウェイ製品の採用は、モバイルWi-Fiルーターや子供向け機種など一部に限られた形になっていた。そんな中、今春からauのスマホラインアップに初めてファーウェイ製品が加わる。

 ファーウェイのスマホは、10万円近い高級機種から2万円前後の普及機種まで幅広く取りそろえられている。今回の「nova 2」は、auでの販売価格が3万円前後(毎月割なし)になる見込みで、中級機種に位置付けられる。KDDI商品企画本部長の山田靖久氏は「ユーザーのニーズを見ると、一番のボリュームゾーン」と語り、今まさにニーズが高まっているゾーンに適合した機種との見方を示す。ファーウェイ製スマホの高級機種については現時点で取り扱う予定がないという。

ほかの中国メーカーの採用は「ユーザーからのニーズ次第」