--国内での業績が伸びている
「昨年は月間利用者数が4500万人になったほか、いろいろなことがあった1年だったが、アメリカに次ぐ15%の売り上げが日本から出ており、過去最高となった。動画広告が浸透するなど、日本の事業が飛躍した。初めてのテレビCMなども行い、年齢層の高い人への浸透もうまくいっている」
--どういう企業に広告が広がったか
「以前はどちらかというとグローバル企業が多かったが、昨年は国内企業の伸びが顕著だった。さらに統合マーケティングといわれる使い方が増えている。テレビや交通広告などとツイッター広告を組み合わせることで、(関連する投稿を抽出できる)ハッシュタグ機能などで話題を拡散し、今まで以上の広告効果があったとの結果も出ている」
--動画広告の特徴とは
「動画はテキストを読むより滞在時間が長くなるので、伝えたい情報がより多く伝わり、広告商材として非常に有効だ。全世界での動画閲覧数は1日12億回で、うち日本は約2割を占める。中継などリアルタイムの動画配信と、プロが編集した動画の両方を強化、進化させたい。収益率の高い動画広告はわれわれの収益を上げていくことに大きく寄与するだろう。動画に限らないが、ツイッターの広告は利用者のつぶやきやフォロー(読者になること)がシグナルとなり、そうした興味・関心に合わせて、人工知能(AI)が利用者へ(広告表示を)マッチングできる仕組みだ」