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米クレジットカード大手アメリカン・エキスプレス(アメックス)は11日、来年4月から、世界の提携店で、買い物の際のサイン記入を不要にすると発表した。支払い迅速化と店舗側の負担軽減が狙い。
同業のマスターカードも来年4月以降、米国とカナダで同様の措置を取る。ディスカバー・ファイナンシャル・サービシズも同じ時期に米国、カナダ、メキシコなどでサイン記入を不要にする。
アメックスは、インターネット通販の広がりや支払い方法の多様化でサイン記入の必要性が低下していると説明した上で「カード契約者の支払時の混乱を最小限にしながら、不正利用かどうかを見抜く人工知能(AI)の配備も進めてきた」と安全対策も強調した。
米国やカナダなどでは、一定額以下の買い物ではサイン記入を不要としていたという。来年4月以降も提携店の希望などで、決済時にサイン記入を選ぶこともできるとしている。
(共同)