また、IoTがもたらす特許戦略への影響は、これだけにとどまらない。デバイスメーカーは、これまで特許戦略に注力してきた会社も多いが、IT・通信関連の会社では、マイクロソフトなどの大手を除けば、特許戦略に全く注力してこなかった会社も多い。今後は積極的に特許戦略に注力する必要があるだろう。
◇
【プロフィル】溝田宗司
みぞた・そうじ 弁護士・弁理士。阪大法科大学院修了。2002年日立製作所入社。知的財産部で知財業務全般に従事。11年に内田・鮫島法律事務所に入所し、数多くの知財訴訟を担当した。17年1月、溝田・関法律事務所を設立。知財関係のコラム・論文を多数執筆している。41歳。大阪府出身。