電車の中でも試す
帰宅中に電車の中でも聞いてみた。騒音の大きい地下鉄はほとんど音楽が聞こえず完全にアウト。JRでは音量を上げるとなんとなく聴くことができたが、音漏れが気になって思わず停止してしまった。恐らくバスでもそうだが、公共交通機関で音楽を聴きたいときには向かないようだ。
散歩中の頼もしい相棒
オフィスと同様にアンビーの持ち味が発揮されたのが、屋外を歩いているときだ。イヤホンで耳を塞ぐとクルマや自転車、遮断機など周りの音が聞こえづらく非常に危険だが、アンビーは周囲の状況を耳で把握しながら音楽を楽しむことができる。繁華街にでもいない限り、夜の散歩は喧騒とも無縁。危険を気にせず好きな音楽に集中できる“贅沢”な時間だ。帰宅時にちょっと懐かしくなって、中学時代によく聴いていたニルヴァーナやR.E.Mの“懐メロ”にしばし没頭してしまった。
アンビーはコードが擦れる音がしないので、クリアな音を楽しめるのも特徴の一つ。耳が痛くなりにくいデザインは、見た目もオシャレだ。ラバー素材を使用しているので、装着時の安定感もある。運動中でも滑り落ちることはなさそうだ。一つ改善点を挙げるとすれば、イヤホンの先っぽのイヤーピースが外れやすいこと。実際、試用2日目に紛失してしまった…。
アンビーはこれまで音楽が聴きづらかったような場面でも活躍する、自由度の高いイヤホンだ。一度使ってみると、音楽との接し方や楽しみ方、オフィスでの働き方すらも変えることができるイヤホンであることを実感するだろう。仕事中の社員が使用できるようにアンビーを取り入れている企業もあるそうだ。音楽をBGM感覚で味わいたい方にはオススメしたい。