【視点】“お荷物”神戸空港の教訓… 関西3空港、今や首都圏に対抗できる最大のインフラに (2/4ページ)

来春から民間運営となる神戸空港
来春から民間運営となる神戸空港【拡大】

 そのため国や自治体、経済界でつくる「関西3空港懇談会」は、神戸空港に厳しい規制を設けた。

 24時間運用可能な海上空港でありながら、離着陸は午前7時から午後10時までとし、国際線は就航できず、国内線のみ1日往復30便に制限された。

 アジアのハブ空港と期待されて開港したものの、利用が低迷していた関空に配慮したのである。

 神戸空港は2006年に開港したが、利用者数は翌年の297万人をピークに伸び悩み、その後は年間300万人を見込んだ神戸市の需要予測の6割程度にとどまった。

 3000億円以上を投じた総事業費の償却ができず、負債が膨らむ一方の事態に、神戸市はついに滑走路やターミナル施設などの運営権売却に踏み切った。

赤字続きの“お荷物”が、金の卵を産む“お宝”に

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