人気爆発の「ハンドスピナー」、異業種も参入する事態 期待高まる一方、危険も… (2/3ページ)

人気に火が付いた米国では「フィジェット・スピナー」と呼ばれている(共同)
人気に火が付いた米国では「フィジェット・スピナー」と呼ばれている(共同)【拡大】

異例の展開

 人気の秘密は、一度手にしたら離せない中毒性にある。ハンドスピナーの普及活動を行う団体「日本ハンドスピナークラブ」の山本智也代表は「(平成19年にブームだった)気泡緩衝材を潰す感覚を味わえる『∞(むげん)プチプチ』と同じ手遊び系の玩具だ」と話す。

 ハンドスピナーはこれまで人気を集めたおもちゃと異なり、玩具メーカー以外の業種の参入も目立つ。

 ベアリング国内最大手、日本精工のグループ会社「NSKマイクロプレシジョン」(東京)は8月上旬に、1度弾けば連続12分以上の回転が可能というハンドスピナーを発売する。市場想定価格は1万6千円(税抜き)。同社は「ベアリング技術の認知度を高めるチャンス」(担当者)と意気込む。

 筋力低下や運動障害のある人のリハビリにハンドスピナーを試験的に採用している企業もある。ハンドスピナーを回すことで手から脳に良い刺激を与え、機能回復に役立つ可能性があるという。

けがの危険性も

 業界の枠を超えて可能性に期待が高まるハンドスピナーだが、安全性には課題もある。海外では、回転するハンドスピナーが目に当たって角膜を損傷した事故などが報告され、日本でも部品が外れやすい粗悪品や先のとがった形状の製品が流通している。

STマークのない海外製品が出回る恐れも

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