端末のカメラで撮影した文字を、ネット上の認識技術で音声に換えて読み上げる。利用者はイヤホンやスピーカーから音を聞くことができる。
島影圭佑社長は「父親が脳梗塞の後遺症で言語に障害が残ったことが開発のきっかけだった。文字を読むことが困難な人の日常生活をサポートできれば」と語った。
利用者からは「人に頼らずに文字を読めるのがうれしい」といった声が寄せられている。
現在は受注生産で施設などに販売、2019年には海外展開する方針だ。
「BLINCAM(ブリンカム)」(東京都府中市)は、見たままの瞬間をウインクするだけで撮影できる小型のウエアラブルカメラを開発した。眼鏡の柄の部分に装着して使用する。強くまばたきをするとセンサーが感知し、撮影。画像はネットを通じてスマートフォンで確認できる。18年春には、2万円程度で一般販売したい考えだ。
高瀬昇太社長は「子供の自然な表情、旅行やスポーツなどの撮影に活用してほしい」と話した。