パナソニックは25日、解像度がフルハイビジョンの約9倍の6K動画に対応したミラーレス一眼デジタルカメラ「GH5」を3月23日に発売すると発表した。
4K動画に対応した従来機種「GH4」よりも高精細、高速で撮影でき、オートフォーカス機能なども強化。プロや上級者に売り込む。本体の想定価格(税別)は24万円前後。
新たに開発した画像センサー、画像処理技術を採用。6Kで1秒当たり30コマ、4Kで1秒当たり60コマの超高速連写が可能となった。
空間認識技術も進化し、最速0.05秒のオートフォーカス速度を実現。処理速度は従来比約6倍、検出速度も約8倍に高めた。マイナス10度の過酷な環境でも撮影できるなど耐久性も強化した。
販売目標は非公表だが、通信や映像機器などを扱う社内分社、AVCネットワークス社イメージングネットワーク事業部の山根洋介部長は「GH4の倍の台数を目指す」と話した。
このほか、光学60倍レンズを搭載した4K動画対応の初心者向け機種「DC-FZ85」(4万7000円前後)も3月10日に発売する。