--飲料事業では、日本コカ・コーラグループと資本業務提携に向け協議している
「飲料事業はプレーヤーが多く、ビールと同じく過当競争になっている。再編とまではいかないが、協調できるところは協調したい。傘下のキリンビバレッジは緑茶飲料『生茶』などが堅調で、営業利益率が15年12月期の1.5%から16年12月期は4%台まで改善する見通しだ。業界がもうかる体質にならなければ、株式市場からも評価されない。コカ・コーラグループとは物流や調達などで協調すべく話し合っている」
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【プロフィル】磯崎功典
いそざき・よしのり 慶大経卒。1977年キリンビール入社。2008年キリンホールディングス執行役員、常務などを経て12年キリンビール社長。15年3月から現職。神奈川県出身。