米大手FCAが自動運転の試作車を公開 充電20分で240キロ走る

 米自動車大手「FCA US」(旧クライスラー)は3日、西部ラスベガスで記者会見し、自動運転の試作車「ポータルコンセプト」を公開した。電気自動車で、20分間の急速充電により約240キロ走行できる。量産を目指すのかどうかは不明。ラスベガスで5日開幕する家電見本市「CES」への出展に先立ち、発表した。

 ポータルコンセプトは、横長のタブレット端末のようなパネルが、速度計などを映し出す。座席を外したり、たたんで床に埋め込んだりすることで、車内空間を広げることができる。

 電気自動車の普及や自動運転車の開発競争を背景に、CESでは近年、自動車メーカーが存在感を増しており、先端技術を発表する主要な舞台となっている。(共同)