発売から1年半で1000台以上を販売、産業用ロボットとしては異例のヒットとなっている。金花芳則社長は「自社では一番の期待」と語り、食品業界への普及に期待を寄せる。
NECは、独自の「物体指紋認証技術」を活用、生産ラインを流れるねじなどの部品を個別管理できるサービスを今年前半から提供する。
生産ラインの脇に置いたカメラで部品を撮影。一つ一つで異なる表面の微細な紋様(物体指紋)を識別し、AIで解析しながら不良品を見つけ出す。撮影データを保存しておけば、出荷後のトレーサビリティー(追跡管理)や真がんの判定も可能。同社では「最終的には省人化にもなる」と話す。
同社の物体指紋認証技術はこれまで、抱っこひもブランド「エルゴベビー」の偽造品を見つけるのに使われてきた。製造現場に定着すれば、今後5年で100億円程度のより大きなビジネスが見込めるとみている。
人手不足解消の助け
一方、建設作業の支援サービス「スマートコンストラクション」を展開するコマツが活用するのは、小型無人機のドローンや、通信機能を搭載した油圧ショベルだ。同サービスは15年2月に提供を始め、これまで2000カ所の現場で採用されている。