経済産業省資源エネルギー庁が21日公表した19日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、12日の前回調査より1円60銭高い129円30銭となった。値上がりは3週連続。
暖房需要の増加により、灯油は18リットル(一般的なタンク1個分)当たり52円高い1342円となり、10週連続で上昇した。
調査した石油情報センターは「石油輸出国機構(OPEC)総会での原油減産合意や、円安傾向によるコスト増加分の転嫁が進んだ」と分析した。来週も価格が上昇するとみている。
レギュラーガソリンの小売価格を地域別で見ると、横ばいだった高知を除く46都道府県で値上がりした。上げ幅は石川が3円10銭と最も高く、北海道と宮城が2円70銭と続いた。値下がりした都道府県はなかった。
ハイオクは前回調査より1円50銭高い140円10銭、軽油も1円50銭値上がりして108円50銭だった。