米グーグルの自動運転車部門ウェイモは19日、欧州自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)と共同開発した、最新型の自動運転車の試作車を公開した。コンピューターやセンサー類を一新し、完全自動運転が可能としている。
FCAのミニバン「パシフィカ」がベースで、車体上部に計器類を収めた箱状の装置を搭載。グーグルとFCAは今年5月に提携を発表しており、米メディアによると、100台を組み立てた。
ウェイモは今月、グーグルが自動運転車部門を独立させて誕生した。来年終盤にも自動運転技術を利用したライドシェア(相乗り)事業に参入すると報じられている。
グーグルは自社で設計した自動運転車の試作車も開発。ただ、車両自体を自前で開発することにはこだわらない方針だ。(共同)