日産は来年から新車に搭載 自動車各社「つながるクルマ」開発強化 (2/2ページ)

 将来的には車の状態を販売店が把握し、修理が必要な場合に顧客に通知するサービスや車の遠隔操作も視野に入れる。車載ソフトウエアの更新や修正もメーカー側ができるようにする。

 コネクテッドカーをめぐっては自動運転実用化を見据え、各社とも開発を急いでいる。トヨタは20年までに日米で販売する車のほぼ全てに通信機能を搭載する方針でKDDIと共同で通信ネットワーク整備に乗り出す。

 今冬発売する新型のプラグインハイブリッド車(PHV)「プリウスPHV」では、バッテリーが切れそうな場合にメールで運転者に知らせ、事前に点検を促す新サービスを始める開始。ホンダも米カリフォルニア州シリコンバレーの研究施設などで新サービス開発を進めている。