10月の新車販売、「プリウス」が首位奪還 N-BOXは1カ月天下

10月の新車販売台数で首位に返り咲いたトヨタ自動車のハイブリッド車(HV)「プリウス」
10月の新車販売台数で首位に返り咲いたトヨタ自動車のハイブリッド車(HV)「プリウス」【拡大】

 今年10月の車名別国内新車販売台数が7日まとまり、トヨタ自動車のハイブリッド車(HV)「プリウス」が1万4053台を販売し、2カ月ぶりに首位に返り咲いた。前月に首位の座を奪ったホンダの軽自動車「N-BOX」は162台差で2位に後退した。

 日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が7日発表した。

 プリウスは昨年12月に発売した新型モデルが好調で、8月まで9カ月連続で首位を守った。9月にN-BOXに首位を奪われたが、10月の販売台数は前年同月比74.1%増と好調。N-BOXの伸び率13.2%増を大きく上回ったことが勝敗を分け、あっさりと1カ月で首位を奪い返した。

 3位はダイハツ工業の軽「ムーヴ」が82・8%増の1万2502台。9月に新モデルを追加した効果で大幅に伸びた。4位はトヨタの小型HV「アクア」が19・7%減の1万2480台だった。

 また、新車投入が相次いだミニバンが上位10車種のうち4車種を占めた。自動運転技術を採用した日産自動車の「セレナ」は約3・3倍の1万2408台を記録して5位。ホンダの「フリード」も約3倍の9153台で、9位に入った。

 7位のタントまで販売台数は1万台を超え、高い水準での混戦となった。トップ10のうち軽自動車は4車種にとどまった。

■10月の新車販売ランキング(◎は軽)

(1)プリウス[トヨタ]  (2)NBOX◎[ホンダ]

(3)ムーヴ◎[ダイハツ]  (4)アクア[トヨタ]

(5)セレナ[日産]  (6)シエンタ[トヨタ]

(7)タント◎[ダイハツ]  (8)デイズ◎[日産]

(9)フリード[ホンダ]  (10)ヴォクシー[トヨタ]