パナソニック通期下方修正 円高が圧迫、太陽光など利益減

2016.11.1 06:11

決算について記者会見するパナソニックの津賀一宏社長(右)=31日午後、東京都港区
決算について記者会見するパナソニックの津賀一宏社長(右)=31日午後、東京都港区【拡大】

 パナソニックは31日、2017年3月期の連結業績予想を下方修正した。円高が収益を圧迫し、営業利益は従来予想比650億円減の2450億円に、最終利益は250億円減の1200億円にそれぞれ引き下げた。住宅用太陽光発電システムやICT(情報通信技術)向けデバイス事業の利益減なども織り込んだ。

 外国為替市場での円高基調を反映し、想定為替レートを1ドル=115円から103円に、1ユーロ=125円から114円にそれぞれ見直した。1円円高にふれると営業利益ベースで32億円の悪化要因になるという。売上高予想も従来の7兆6000億円から7兆2000億円に引き下げた。

 津賀一宏社長は同日会見し、「為替は動く前提で経営をしないといけないと再認識した。1ドル100~110円で動くとみて長期的に戦略を立てたい」と述べた。

 エアコンや照明など大規模6事業部とテレビ事業のうち、2次電池が営業赤字となる見通しだが、津賀社長は「高成長事業と位置づけ、戦略的投資を重ねている」とし、全体で営業利益率5%以上を達成する目標に向けて意欲を示した。

 同日発表した16年9月中間連結決算は営業利益が前年同期比27.8%減の1446億円、売上高は7.0%減の3兆4954億円、最終利益は子会社の清算に伴う会計処理で、7.7%増の1199億円となった。

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