東京商工リサーチによると、映画「島田洋七の佐賀のがばいばあちゃん」などを制作した映画会社、ジョリー・ロジャー(本社・東京都千代田区)が27日、東京地裁より破産開始決定を受けた。負債額は現在調査中としてる。
平成19年に映画プロデューサーとして著名な大橋孝史氏が映画・ビデオ製作を目的に設立。映画「細菌列島」(21年公開)なども手がけたほか、最近ではアニメ、ホラー、PV(プロモーションビデオ)などの製作や配給にも携わり、22年12月期には売上高約5億円をあげていた。
取引先の破産で焦げ付きが発生し、業績不振も続き、26年12月期の売上高は約1億9000万円にまで減少。28年7月9日に債権者より破産を申し立てられていた。