日本チェーンストア協会が22日発表した7月の全国スーパー売上高(既存店ベース)は前年同月比0・2%増の1兆1050億円で5カ月ぶりにプラスとなった。気温が例年より高かったことで飲料や酒類など食料品の販売が好調だった。
部門別では食料品が1・4%増、衣料品は0・3%増。住宅関連品は家電製品や家具・インテリアなどの動きが鈍く3・0%減だった。
同協会の井上淳専務理事は、足元の消費動向について「消費者の節約志向が強く、後退感がみられる」と分析した。
一方、日本フランチャイズチェーン協会が同日発表した主要コンビニエンスストア9社の7月の既存店売上高(速報値)は前年同月比0・3%増の8800億円で2カ月連続のプラス。アイスクリームや冷やし麺などの夏の季節商品の販売が好調だった。