企業が新商品やサービスを紹介するプレスリリースは、従来メディアに向けた配信に限られていた。受け取った側のメディアはこれを基に記事化を図るが、全てが掲載されることはない。プラットフォームを通じてリリースを配信するとともに、ニュースサイトで一般の生活者が全てのプレスリリースを読むことができる事業を展開しているのがPR TIMES。山口拓己社長は「企業の情報をエンターテインメントとして生活者に楽しんでもらいたい」と話している。
--ニュースリリース配信プラットフォームを始めた理由は
「メディア向けのニュースリリース配信プラットフォーム『PR TIMES』と、100%子会社を通じて生活者向けのニュースサイトを複数運営している。他の企業向けニュースリリース配信サービスも存在しているが、メディアに掲載されて読者に届かなければ価値を生まない。そこで今まで情報を思うように発信できなかった中小企業に直接投稿してもらうサービスとして事業を開始した。企業のメディア向けリリースを一般生活者向けのニュースにも活用することで、各媒体が記事化するほか、直接ウェブ上でも閲覧されている」