米アップル、米中で不振 競合台頭で求められる次期アイフォーンの革新

2016.7.27 20:34

アップルが米カリフォルニア州で開いた年次開発者会議に出席したティム・クック最高経営責任者=6月13日(ロイター)
アップルが米カリフォルニア州で開いた年次開発者会議に出席したティム・クック最高経営責任者=6月13日(ロイター)【拡大】

  • 北京のアップルストアでiPhone(アイフォーン)を見る若者ら=6月18日(AP)
  • 北京のアップルストアの前でスマートフォンを手にする人=27日(ロイター)
  • アップルの携帯電話を手に取る人=17日、インドのニューデリー(ロイター)
  • アップルの世界戦略について発表するCEOのティム・クック氏=6月、米カリフォルニア州サンフランシスコ(ロイター)

 米アップルの4~6月決算によると、米国、中国市場の不振とは対照的に、日本の売上高は前年同期比23%増と好調だった。国内スマホ市場でアイフォーンのシェアは約5割とされるなど根強い人気を持つ。ただ足元では変化の兆しも出ている。

 アップル日本法人は国内市場について「新学期が始まる4月はスマホの買い替え需要が牽引(けんいん)したようだ」と説明する。同様にMM総研(東京都港区)の調査によると、国内のスマホ市場規模は「4~6月に前年同期比約1割減少したが、アイフォーンは逆に増えている」(横田英明MM総研取締役)という。ブランド力に加え、3月に発売した小型画面で割安なアイフォーンSEが好調を下支えしたようだ。

 ただ、アンドロイド陣営でも競争力の高い機種が相次ぎ登場している。韓国サムスン電子の最新モデル「ギャラクシーS7」は、一眼レフ並みのカメラ性能で「前年比約2倍」(サムスン電子ジャパン)と好調な売れ行きだ。今後発表が予想される「次期アイフォーン」で新たな“革新”を打ち出せなければ、ライバルの台頭を許すことになりそうだ。

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