無料通信アプリを手掛けるLINE(ライン)は4日、東京証券取引所への株式上場に伴う公開価格の仮条件を引き上げ、1株2900~3300円にすると発表した。新たな仮条件から試算した時価総額は最大で約6929億円に膨らむ。
6月28日の仮条件決定時には2700~3200円に設定していた。LINEは条件変更の理由を「需要や株式市場の動向を総合的に勘案した」と説明しており、投資家からの強い引き合いを反映したとみられる。正式な公開価格は仮条件の範囲内で7月11日に決定する。公募増資による市場からの調達額は最大約1155億円になる。